第1回 優秀作品発表
題名:小話 話題休間  PN:さわ 秋
「ゲーム楽しんでますか?」ゲームの中で言われたこの言葉が思いのほか重かった。

編集部からのコメント:
皮肉に聞こえるこの言葉、深いわ〜!
みじかーいこの文章から垣間見える情景が思い浮かぶわ〜!深すぎる〜!
オンラインゲームは本来楽しむためプレイするものやん。
何でもそうやけど、たのしまなあかんなぁ〜。
あんまり装備に必死になって、楽しむこと忘れてんちゃうかなぁって心配になるで〜。
ちょっとそんなゲームって何かを思い出させてくれる、まさに「深良い話」やな!!!

題名:運命  PN:こなつ
高校3年生の時の話。あるオンラインゲームで出会って間もない女の子にゲーム内のチャットで「好きな人にラブレターを書きたいのですが一緒に内容を考えてくれませんか?」という相談をされた。
二人で一生懸命ラブレターの内容を考え、2時間以上かけて完成した。
「絶対成功するから頑張って!」と彼女を励まし、僕はPCの電源を切った。
次の日、学校で自分の机の中に1つの手紙が入っていた。
家に帰って手紙の内容をみると見覚えがある…そう前日にゲーム内で女の子に相談され一緒に考えたラブレターの内容とまったく同じだった。
僕たちは付き合うことになり、4年経った今も仲良くやっており、僕は結婚も考えてます。
でも彼女はあの日相談した人が僕であることに気付いてないようです。
そのことは僕がプロポーズするときに言おうかなって思ってます^^

編集部からのコメント:
ラブレターを書くという行為自体が甘酸っぱいのに、さらにドラマのような展開やん! ええわぁ、まさに青春やなぁ…!!
俺もそんな時期があって、嫁はんとうまくいってた時期もあったんやけどなぁ。
それはおいといて・・・ プロポーズ、上手くいくこと願ってるで!!

題名:優しさ  PN:しゃぶ太郎
一人で始めたあるオンラインゲームでの話です。
私がギルドに入った時からいろいろと面倒を見てくれた人がいたのですが、何か恩返ししたいなと思っていました。
ある日その人に、あなたに優しくされた恩を返したいのですが、何か私にできることはありませんか、と思い切って聞いてみました。
そしたら、人から優しくされたらその人に返すのもいいけど、他の人にその優しさを与えたほうがいい、と。
そしてそうやって人から人へ優しさが伝わって、いつかもし自分のもとへ戻ってきたら、なんか人のつながりを感じられていいじゃん?と言われました。
まさかそこまで考えていたとは思わなかった私はとても感銘を受けました。
今私はそのギルドに入ってくる新人さんに優しく接することを心がけています。
いつかその新人さんがまた別の人に優しくして、それがいつかあの人に伝わればいいなと、そう思っています。

編集部からのコメント:
やっぱりなぁ、誰かに優しくされたらな、他人にも同じことをしようよって思うねん。
負の連鎖じゃなくて、優しさの連鎖って素敵やな。
でもこんな誰かに優しくするというのはな、難しいねん。意識してても難しいねん。
これってある意味才能やで。
そんな人に出会えた「しゃぶ太郎」さんは、ホンマラッキーやで。
人とのつながりの奥にある優しさに共感するわー。

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